こんにちは、ユーカリと申します。
S7ダブルバトルにて使用した構築の紹介となります。
最上位層には届かない順位ではありますが、この構築を題材にした記事は現在少なく資料として一定の価値があるかと思い筆を執った次第です。
珍しいポケモンが活躍するギミックパーティということで、普段ダブルバトルをプレイしない方もこれを機に少しでも興味を持っていただければ幸いです。
《はじめに》
ダブルやってない人に向けて前提の共有を。
・場にが並ぶと特性”しれいとう”が発動しの全能力が+2
・”しれいとう”発動中のはの口の中にいるので一切の攻撃を受けず、行動も交代もできない(通称合体状態) ただし状態異常など攻撃以外のダメージは受ける。
・毒々玉のダメージでが倒れたとことにを着地
・の特性”きょうえん”は味方の能力ランクの変化を自分にコピーする効果。
全能力+2の2匹が場に並び最強! という構築です
≪構築経緯≫
JCSが終わり選手の構築記事が出回り始たのでチェックしていたところ、合体の対策としてやの黒い霧を採用しているケースが少なくなっているのを感じました。
現在主流の対策は厄災ポケモンやで殴り合い突破するパターン、あくびで止めるパターンなどがありますが能力変化を消されないのであれば問題ないため、環境が追い風だと判断し過去にボコられ倉庫番となっていたを軸として作成することに。
ギミックの始動としてのHPを削る必要がありますが、安定性を求めるには相手の行動より先にシャリタツを攻撃しつつ自主退場するのが望ましいです。
条件を満たす素早い爆弾を探したところ、
・普通の寿司構築にも入っているので偽装になる
・爆発以外の技が器用
の点からを起用しました。
でギミック部分が完成したので残り2枠は現環境唯一の黒い霧使いであるに強いトリルとその相方を投入して完成です。毒寿司構築に似せる偽装の意図もあります。
(パオは霧覚えてないしイルカマンはいません。割り切り)
《個別解説》
(全部書くのが面倒だったのでダメージ計算SVさんのスクリーンショットを使用しています)
持ち物 オボンのみ:耐久補強のため
調整 S:ブーストツツミ抜き
テラス 草:きついヘイラッシャに強くするため&気持ちモロバレル対策
わざ にどげり:きついパオジアンを蹴るため
技威力30×2なのでパオジアン以外は倒せない
テラバースト:きついヘイラッシャを倒すため。
ブレイブバード:テラバ草と合わせてウェーブタックルを半減してくる水・草タイプを咎められる。
軸でありアタッカー。
火力は申し分なかったが2倍になったところで元が低いので耐久は信用不可です。
耐久無いのに火力はあるのでブレバの反動でゴリゴリHPが削れていきます。
オボン込みでギリギリ成り立っているので繊細に扱いましょう。
持ち物 食べ残し:長期間居座るので
調整 S:最速100族抜き
HBD:かため
テラス はがね:カラミンゴにつなぐまでクリアスモッグを回避しないといけないため
軸であり居座りの鬼。
大爆発始動ができなかった場合シャリタツが落ちるまで時間稼ぎが必要なのでガッツリ耐久に回しました。
Sを上げているので上から雪崩を打てるのも強力
カラミンゴと違って雑な扱いにも耐えられるタフネス親方
持ち物 毒々玉:自主退場用
調整 HB:個体値0性格補正マイナスの最脆(フロルの爆発で毒圏内にいれるため)
テラス くさ:眠りのまま合体すると自主退場ができなくなるため
まもる/こらえる/みがわりを駆使して死なない程度にHPを減らすのがお仕事
持ち物 スカーフ:先に動きたいので
調整 A:最脆シャリが大爆発で毒圏内に入るライン
テラス ゴースト:猫だまし耐性のため。切らなかった。
爆弾兼毒撒き。
相手にヘイラッシャがいる時は爆発よりキラースピンやどくびしを優先
特性でモロバレルに毒を入れられるのは大きいです
持ち物 タスキ:行動保障
調整 S:相手カミより先に動けた方が嬉しいので最速
カラス入りや純トリルに出す。
カミのトリル、考慮はできても決め打ちはできないラインなのが強いね
持ち物 いのちのたま:火力
テラス 炎:カミのムンフォを抑えつつ返しの熱風で倒す
出番は少なかったが出た試合では役割を果たしてくれました。
《選出》
+
大体はこれ。ギミック完遂を目指す。
+
ヤミカラス系統にはこれ。無理にトリルを張る必要はない。
+
トリルにはこれ。高火力範囲技で殴ってよしトリル返ししてよし寿司で耐久してよし。
《おわりに》
ここまで読んでいただきありがとうございました。
変わった構築ですが黒い霧が流行らない限りなんとかなるのでレギュD環境でも遊べるんじゃないでしょうか。確定急所熊さえ何とかすれば。
地味にSV初出ポケモンだけで構成されているのでパルデアの空気が寂しくなったら使ってみてください。
それではまたいつか。